[小ネタ][アップデート]DatahubがUI上でユーザーとTermの作成・削除ができるようになりました

[小ネタ][アップデート]DatahubがUI上でユーザーとTermの作成・削除ができるようになりました

Clock Icon2022.06.21

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どーも データアナリティクス事業本部のsutoです。

LinkedIn製のOSSデータカタログ「DataHub」が、アップデートによりv0.8.37以降から以下のことが可能になりました。

  • UI上でログインユーザーの作成/削除・パスワードリセット
  • UI上でTermsの新規追加/削除・メタデータへのアタッチ/デタッチ

これまでは、ローカルプロファイルで管理するユーザーの追加や削除にはコンテナイメージの更新が必要でした。

また、Terms追加や削除に関してはレシピによる取り込みやCLIによる削除/ロールバックの実行が必要でした。

上記の面倒な作業がWeb画面上で設定できるようになった地味にうれしいアップデートなので早速試してみました。

今回は、全てのアクションに許可があるAdministrator権限を持つデフォルトユーザー名(datahub)でログインして検証します。

ユーザー管理操作の検証

早速ユーザーを新規作成してみます。右上の歯車マークを選択して「設定」を開きます。左メニューから「users&groups」を選択すると以下のユーザー一覧が表示されます。

Usersタブから「Invite Users」を選択すると以下のようなウィンドウがポップアップされます。

このinvite tokenを含んだURLを開くと、新規ユーザー作成の画面に移動します。

複数のユーザーを作成する場合は、「Generate new link」のリフレッシュボタンを押すことで別のinvite token値を持つURLを何度も生成できます。

ですので、この画面で生成されるURLを利用者に共有すればOKとなります。

ここでは自分用を新規で追加しますので、URLをコピーしたあとdatahubユーザーはログアウトします。(ログアウトして既存ユーザーのセッションを切らないとユーザー作成画面が表示されません)

ではコピーしたURLを開くと、以下のようにユーザー作成画面が表示されますので、必要な情報を入力してSign Up!を選択します。

新規ユーザーでログインできました。

作成直後のユーザーが持つポリシーについては、今回は「Alluser」に付与されているポリシーとなるはずです。

下のポリシー一覧から、User Credential操作といToken生成の権限以外のManaged権限+全てのメタデータ操作権限が付与されています。

ですので、datahub管理者は新規ユーザーに強い権限が自動付与されないように、URL配布前する前にポリシーの設計を完了しておくことを推奨します。

また、User Credentialを持つ管理者ユーザーは、以下画面のように「パスワードのリセット」を実行でき、パスワードを忘れてしまったユーザーへ対処することができます。

※右のバケツマークを選択すればユーザー削除も可能です。

Termsの操作検証

TermsをUI上で新規作成してみます。

トップ画面から「Glossary Terms」を選択します。

Terms Group一覧が開きますので、対象のグループ名を選択して登録Term一覧に移動します。

右上の3点マークから「Add term」を選択します。

※画面から分かるようにTerm Groupの新規作成もUI上から出来るようになっていることがわかります。

以下の画面がポップアップされますので、新規追加したいTerm名を入力し、オプションでTerm Groupを選択して「Create」を選択します。

以下のように新規作成することができました。

次に適当なデータセットのテーブルに対してTermをアタッチしてみましょう。

トップ画面に戻り、「Data Set」から適当なテーブルの画面を開いて「Add Term」を実行してみます。

キーワード検索で、先ほど作成したTermが表示されますので、選択して「Add」をクリックすれば設定することができました。

もちろんUI上でTermのデタッチも可能ですし、Term名をクリックすればTermの詳細画面にすぐ移動できます。

また、以下画面のTerm詳細画面の3点マークのメニューからわかるとおり、Termの削除もUI上で実行可能です。

まとめ

今回のアップデートにより、ユーザー一覧の編集と管理の操作がUI上でできるようになり、コンテナ側の更新の必要がなくなったことが大変助かります。

Termsについてもタグと同様に気軽に編集できるようになったこともうれしい機能追加なはずです。

無償OSS製品ながら、ここまで開発が進んでいて非エンジニアの方にも使い勝手が良くなっているのは素直に素晴らしいと思います。

参考

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